原田剛寿税理士事務所

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就寝前の読書

皆様こんにちは。
毎年のように各地に災害をもたらす梅雨もようやく明けたようです。しかし、今後も急な大雨には気を付けていきたいものです。

 さて、私ごとですが、もう1年以上前から、就寝前の読書を趣味というか1日の細やかな楽しみにしております。というのも、床についてから本を読むと、暫くして大変な眠気が襲って来てスムーズに入眠できるので、「これはいい!」と思い始めたのがきっかけです。

本のジャンルは特に限定せず、書店で立ち読みして興味が湧いたものを購入するようにしています。読むスピードは大変遅く、多く読んでも1日20ページほどです。時には、1ぺージも読み進まないうちに寝落ちしてしまうことがあります。

 本を選ぶポイントは、「少し難しくて少し面白い」です。あまり難しいと頭が冴えてくるし、推理小説のように次の展開が気になっても眠れなくなってしまうので避けるようにしています。

そのうち、今まで読んでいなかったジャンルまで手を伸ばすようになってきました。例えば、最近読んだのは、ノーベル文学賞作家の川端康成さんの「雪国」です。日本人でありながら、今までこの有名な文学作品を全て通して読んでいなかったことを恥ずかしく思いました。しかし、その読後感は、作者が何を伝えたかったのか良く理解できなかったというのが本音です。後書きや寸評を読んで、ようやく「そういうことだったのか」と納得できる程度です。

 しかし、小説を読んで感じることは、作家の考え方(生きざま)や当時の世相に触れることが出来る素晴らしさです。現実世界では、出会える人物は、ごく限られた狭い範囲の人たちです。しかも、そのほとんどが表面的なコミュニケーションで終わってしまうのが実情ではないでしょうか。それと比べると、小説は、人間の内面を実に深く掘り下げてその心情をあらわにしていて、その登場人物と目の前で対峙しているかのような別世界に一時的に浸ることができるのです。これこそ、まさに読書の醍醐味ではなかろうかと思います。

 皆さんも、就寝前の読書の陶酔をお勧めします。ただし、視力の低下を招かないようにご注意ください。

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