新年明けましておめでとうございます。

　暖冬と言われていましたが、最近は寒い日が続いております。
これから、個人の方の確定申告の手続きに向かって、寒さに負けないよう頑張っていきたいと思います。

　ところで、「租税教室」というのをご存知でしょうか？　主として小学校や中学校に税理士などが
出向いて、生徒に対して税金の必要性や使い道について、基本的な内容の講義を行います。
外部講師、ゲストティーチャーといったところでしょうか？
私も、税理士会の租税教室の推進委員のメンバーに入っており、毎年2～3校の小学校で１時間弱くらいの
講義をおこなっています。

　生徒に向かって対話形式で授業を進めていきますが、まあ！子どもの何と純粋で健気なこと！　
外部講師に対する好奇心と真剣な眼差しで、こちらが投げかける問いに一生懸命に考えて発言してくれます。
授業が終わった後は、授業中に質問できなかったことを尋ねてきたり、他にいろんな雑談をしたり、
充実した楽しいひと時を過ごさせて頂いております。

　税金とは、社会のため、子どもたちの未来のためと言えば、キレイごとと思われるかもしれませんが、
全く違うということは決してありません！
税金に関して文句だけを言っている大人でも、必ずやその恩恵を受けているはずです。
子どもたちが将来に対して不安ではなく希望を持てる社会を築き、良い環境を残してあげるのは、
大人の責任だと思います。

　租税教室で出会った子どもたちが、将来希望に満ちて社会に巣立っていくことをそっと願いながら、
名残惜しく学校をあとにしました。